カリュアド・ド・ラフィット(2000)
2004/02/16 自宅にて
30000アクセス達成記念です。(笑)
まだ落ち着いていないかもしれないのですが、カリュアド・ド・ラフィット(2000)を開けてみました。
ちなみに、カリュアド・ド・ラフィットは、かの有名なシャトー・ラフィット・ロスチャイルドのセカンド・ワインです。
残念なのは開栓に失敗したこと!
やはりスクリュープルが無いととしのすけは無力です。(^^;)
ま、何とか液面がコルク屑だらけになることなく開栓。
いきなりブワ~っと香りが!
豊かな果実香と上品な樽香です。
色は澄んだ暗赤紫で微塵もオレンジがありません。
ピチピチです。
香りは時間と共にどんどんパワーを増してきます。
流石はラフィットの弟分ですね。
味わいは・・・コレ、美味しいかも?!(^^)
・アルコールのアタックがちょっとある
・ラフィットの鉛筆香がしない
という難点を除けば、申し分ないです。
ほのかに上物のメルローの熟成香までもが感じられます。
バニラには至っていないまでも、クリームを感じる深煎りのコーヒーのような香りもあり、若いのか時間が経っているのか・・・ちょっと不思議な感じです。
カベルネ51.4%、メルロー42.3%、残りがプティ・ヴェルドというセパージュらしいのですが、やはりメルローリッチの影響が出ているのでしょう。
しかし、スッキリとした酸味と時折一瞬フッと現れる甘みはラフィット譲りですね。
フィニッシュはまろやかな杏ジャムのような甘酸っぱいニュアンスと心地よいタンニンが超絶に長く上顎と頬の内側に残ります。
HP:9-
非常に美味しいワインだと思います。
申し分なし!(笑)
ただ・・・ただですよ、ある意味致命的な事が。
それは、ラフィットの味には似ていないと言うこと。(ガガーン!)
こと2000年ヴィンテージで比較すると、カリュアドの方がボディーが厚く、香りも饒舌で、所謂美味しいワインです。
しかし、そこにはラフィットの気品と言うか、フィネスが感じられません。
何より、鉛筆の香りがしないラフィットなんて言語道断です。
これがカリュアドでなかったら・・・
HP:9+
あげても良いんだけどなぁ・・・(T_T) |
プライベート・プリザーヴが我が家にやってきました。
驚くほど軽い缶!
ホントに中身入ってるの?って正直不安でしたが、ちゃんとガスは出るみたいです。(笑)
二酸化炭素が下にたまって蓋をして、上部は窒素で満たして酸素を追い出し、酸素を極力ワインに接触させないようにするという作戦ですが、確かに陰圧にするバキュバンよりもワインに対しては優しそう。
効果の程は後日レポートいたします。
【2004/02/19 追記】
カリュアド・ド・ラフィットの2日目~3日目
レ・トゥレル・ド・ロングヴィルの1日目~2日目
に使用してみました。
いずれもケースでも、機能的には完璧。
香り、味わい共に殆どヘタリを感じません。
満足です。(^^)
ただ、5日程度までのバキュバン保存でも殆ど問題を感じたことはないので、としのすけの舌レベルでは、短期間保存におけるバキュバンとの差は検知不能です。(^^;)
1週間とか2週間とかのレベルで、プライベート・プリザーヴ保存とバキュバン保存を比較すれば違いが出るのかもしれません。
実験する気はありませんけどね。(笑) |
レ・トゥレル・ド・ロングヴィル(2000)
2004/02/19 自宅にて
昨夜、プライベート・プリザーブで蓋をしたカリュアド・ド・ラフィット(2000)の残りを飲み干したのですが、深夜に至ってアルコール燃料切れランプが点灯(^^;)
ちょびっとだけと言うことで、新参者のレ・トゥレル・ド・ロングヴィル(2000)を開けちゃいました。(^^;)
いえ・・・我慢は出来たんですよ。しようと思えば。
でも、プライベート・プリザーブの真価を早期に確かめ、日記を読んでくださる皆さんにお知らせしなければという使命感(口実とも言う)で・・・その・・・開けちゃった訳です。(笑)
レ・トゥレル・ド・ロングヴィル(2000)は、メドック第2級格付け、RP先生が93-96点をつけた大物?シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン(2000)のセカンドラベルで、ポイヤック村、しかもシャトー・ラトゥールに隣接する南向きの葡萄畑(県道2号をはさんで、シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドと向かい合い、東(ジロンド川側)にシャトー・ラトゥール、南にサンジュリアン村のレオヴィル・ラス・カーズと、第1級とスーパー・セカンドが狭いスペースにひしめき合う最高のテロワール)、醸造責任者はランシュ・バージュの栄光を築いたミシェル・カーズ氏と、いわば約束された血統。
さてお味は・・・
コルクは上等な5.5センチ級。
開栓すると、引き締まった果実味と麹、杉の香りがします。
色は透き通った赤紫色で若々しい印象。
大きなグラスでクルクルするのですが、意外に香りが弱いです。
いわゆる「閉じている」という奴でしょうか。(^^;)
カリュアドの香りのパワーが素晴らしかっただけに、差が歴然です。
注意深く嗅ぐと、黒系の果実、スパイス、杉といったカベルネ・ソーヴィニョン系の香りが優勢。
樽香やチョコレート・カカオ・クリームといった上物の雰囲気はあまり感じられません。
味も、荒削りな酸味が支配し甘み不足の感が否めません。
フィニッシュは非常に収斂性の高いタンニンとやや柑橘を思わせる酸が長く口腔全体に残ります。(心地よさは普通)
HP:7+
うーん、これはいかがなモノか・・・
カリュアドの後という点を差し引いても、グランヴァンのセカンドとしては誉められたものではないですねぇ。
まあ、早飲みを許さないポイヤック村の血統ですから、早すぎるのかもしれません。
2000年ビンテージだし・・・残りは気長に寝かせてみることに致します。(^^;)
【追記】
あっ!思い出した。
この味・・・レゼルブ・ド・ラ・コンテス(2000)に似ています。
レゼルブ・ド・ラ・コンテス(2000)も兄貴のピション・ラランドと比べるとあまり誉められた弟ではなかったからなぁ・・・
あの辺りのセカンドワインは皆こんな感じなのでしょうか?
でも、レ・フォール・ド・ラトゥールは美味いんだよなぁ・・・(2000年ビンテージは未飲ですが) |
【月の雫のグラスワイン】キュべ・コナスール
2004/02/20 月の雫 渋谷文化村通店にて
今日は、奥様と観劇。
カメレオンズ・リップを観て来ました。
笑い満載なんだけど・・・ちょっと重たい話でした。
観劇前の食事のために入ったのが、豆腐料理の店「月の雫」。
入り口は何ということの無い普通の店なのですが、地下に大きく広がる店はなかなかの雰囲気。
渋谷の喧噪を忘れさせてくれる落ち着いた幻想的インテリアに控えめな音量のスタンダード・ジャズ・・・
適度なプライバシーも確保されているし、何よりお腹が疲れている時は結構使えそうな豆腐づくしのメニューが大人に嬉しいお店でした。
そこで飲めるグラスワインが「キュべ・コナスール」です。
(ボトルも何種類か用意されていますが、いづれもお手頃価格のもの)
フランスワインとのことですが、ライトボディーの飲みやすいタイプ。
ボジョレー・ヴィラージュやラングドックのテーブルワイン風の味わいです。
HP:6
ワイン単体としては、力不足は否めませんが、豆腐料理に合わせるのだったら、やはりこれくらいのボディーが適切です。 |
シャトー・グリヴィエール(1998)
2004/02/21 自宅にて
さて、今日のワインですが、またまたシャトー・グリヴィエール(1998)です。
高級感のある透明感を持つ、分厚いボディーと力強い酸味が印象的な、若々しい逞しさを感じさせるワイン。
何度かレポートしていますので、詳細は省略。(^^;)
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diaryold/20040129/
http://plaza.rakuten.co.jp/toshinosuke/diaryold/20031206/
をご参照ください。
HP:8
今日のシャトー・グリヴィエールはなかなか香りにパワーがあります。
メルローの熟成香が少し見え隠れしはじめた感じ。
一夏越させると良くなりそうな予感がします。 |
ヴィユー・シャトー・セルタン(1980)&ヴィユー・シャトー・セルタン(1981)
2004/02/22 半蔵屋にて
ミニミニワイン会@半蔵屋を決行しました。
お題は「としのすけミーツN氏、フィーチャーリング ヴィユー・シャトー・セルタン」でございます。
期待していた通り、すっごく楽しく、かつ勉強になった~。(^^)
ありがとうございました。>Nさん
さて、このヴィユー・シャトー・セルタン、ボルドーはポムロール(ボルドーの歴史の中ではほんの最近スターダムにのし上がってきた、50年程前までは殆ど認められていなかったアパラシオン)のワインです。
この辺りの詳しい解説はニッポニテスさんの日記をご参照ください。(^^;)>Nさん、宜しく
ポムロールでは、サンテミリオンに近い東の一角に著名で高価なワイン(横綱のシャトー・ペトリュス、大関トロタノワ、そしてこのヴィユー・シャトー・セルタン、張り出し大関にシャトー・ル・パンといった構図?)が集まっているのですが、ヴィユー・シャトー・セルタンは、ペトリュスからオザンナを挟んで南隣、サンテミリオンのシュバル・ブランからは北西に約1Kmといった絶好の立地です。
セパージュはメルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、マルベックの混醸で、ポムロールのワインとしては例外的にカベルネの使用比率が高いのが特徴。
50%新樽使用、12~22ヶ月熟成、いわゆるペトリュス風の造りではなく、あくまでもエレガントで柔らかな創りをすることでも知られています。
しかし、所詮はメルローリッチなミディアム・ボディー(失礼)、としのすけのイメージした20年以上を経た年子のヴィユー・シャトー・セルタン姉妹は、
・オレンジ色入りまくりの薄い外観
・果実味は枯れ果て、酸もタンニンも消失した極薄で水のようなボディー
・若めの上等なメルローに見られるフルーツケーキとクリームのような好ましい香りに代わって、厩の香りが支配する賞味期限切れのワイン
といったものでしたが・・・
ガガァ~ン!
驚きました!
これが熟成した正統派ポムロールなのかぁ~っ!?
■ヴィユー・シャトー・セルタン(1980)
ちょっとコルクはへたっていましたが、ほぼ大過なく開栓。
色調にはオレンジのニュアンスは殆ど感じられず、まだまだ若々しい印象さえあります。
香りは、初めはなかなか立ち上がりませんが、徐々に開花。
予想していた品のない厩の香りは最後まで出現しません。
さすがに弱々しいですが、エレガントな赤系の果実のニュアンスを残し、カベルネ・フランの茎臭さは見事に複雑味へと昇華し、カベルネのスパイシーな味わいも健在でした。
滑らかで角の丸まったタンニンは、極小ながら収斂性で主張し、ほのかな酸味とともに消えて行きました。
HP:9
1980年は、どこも苦しかった年とのことですが、5年~10年で飲み頃と言われるポムロールにあって、更にどこも水っぽい1980年でこの長命は流石としか言いようがありません。
カベルネ・リッチなセパージュも影響しているとは思いますが、ポムロールの真価の一面を思い知らされた逸品でございました。
■ヴィユー・シャトー・セルタン(1981)
こちらのコルクはかなり健康、まだ数年はいけそうな印象です。
こちらの色調もオレンジのニュアンスは殆ど感じられず、80年以上に若々しい印象。
香りも、81年の方がパワーがあります。
驚いたのは、まだまだ十分な果実味が残っていること。
フルーツケーキのニュアンスと共に杏・スモモのような柔らかい酸味が感じられます。
もちろん厩の香りは最後まで出現しません。
(極々弱い厩の香りが、皮革香や湿った土、クリームのニュアンスにつながり、それがメルローの熟成香だと思っていたとしのすけはややビックリです。)
後半はカベルネ系の杉やスパイスの香りが目立ちはじめますが、最後まで上品でエレガント。
「魔性の女」とは「年をとっても美しい女」の事だったのですね。(笑)
若い内はどんな女性も輝いていて理屈抜きに美しいのですが、年を重ねても美しい女性はやはり素晴らしい!
それも、妖艶な手練手管で男を虜にするようなタイプではなく、あくまでも聡明で知的な美しさ・・・それがヴィユー・シャトー・セルタン(1981)でございました。
こちらも、文句なしに角が取れた心地よいタンニンと酸味とスモモのような柔らかい酸味が長く口腔に留まります。
HP:9
1981年は、正直まだ持ちそうです。
(と言うか、まだ早かったのかもしれません。)
聡明で知的な女性は、今後どのように美しく魅惑的に変身して行くのか?
これはもう、是非見届けて行きたい感じです。(よね?Nさん)(笑)
【お食事のこと】
ちなみに、半蔵屋でのお食事はアラカルトでお願いしました。
揮発性メモリー故信憑性は極めて低いながら、ほぼ以下のようだったような・・・(^^;)
補足・修正大歓迎。>Nさん
【食前酒】
2人にワイン2本なので、食前酒はパスして可愛くペリエ。
【前菜1】
お任せで出てきた前菜が豪華。
青魚のカルパッチョから赤カブのムース、洋風茶碗蒸し?まで、色とりどり9品の盛り合わせ!
【前菜2】
やはり赤ワインにはこれでしょう!と言うことでフォアグラを。
絶妙の火加減でトロけるようでした。
【メインディッシュ1】
白身魚でタラバカニをロールしたもの。
外側の皮がパリパリ、内側のお魚&カニはしっとりジューシー。
【メインディッシュ2】
わざわざ用意してくれていた鳩のロースト。
(この心配りが嬉しい! ありがとうございます。>半蔵屋のSさん)
こちらも絶妙の火加減。
わざわざホウレン草に包んで蒸しているところなんざ、やるね!
あんな柔らかくてジューシーな鳩ローストは初めて。
【メインディッシュ3】
N氏のみ、なんか肉喰ってた。(笑)
(しかも大盛り?)
【デザート】
フロマージュはパスし、ワゴンからイチゴのタルトとチーズケーキを少し。
美味でした。
N氏は、なんかいろいろ喰ってた?(笑)
【コーヒー】
N氏はカッコよくエスプレッソ。
としのすけは、可愛くアメリカン。
【シガー】
N氏は、半蔵屋のSさんと「意味不明」な会話を交わした後、1本選んでカッコよく吸ってた。
甘い素敵な香り。
激しく勧められましたが操を守り通しました。
【反省】
あ~っ!、スープ忘れてるジャン! |
サンタヘレナ
セレクション カベルネソーヴィニヨン(2001)
2004/02/24~25 自宅にて
深夜ではありますが・・・口寂しくてチョットだけ飲んでみました。(^^;)
上等なコルク、高級なリキュール入りチョコレートの香り、濃厚なボディー、熟したカシスのような重厚な果実味、控えめな樽、ほのかな甘み、まろやかなタンニンとフィニッシュの長~い柔らかな酸味・・・素晴らしい!←王様のレストランの「伝説のギャルソン」風の口調(^^)
チリの良い面が良く出ていると思います。
ただ、チリ特有の土臭い香りが僅かに出るのと、時間が経っても香りの立ちがイマイチなのがちょっと残念。
HP:8+(土臭さが無ければ9、もっと香りが立てば9+ですね)
やはりチリ、2001年ながら、十分に飲めます。
明日(と言っても、今夜ですね)は、土臭さが消えて、もっと美味しくなっていることでしょう。(^^)
【2004/02/26追記】
土臭さは抜けましたが、香りはやはり弱いままです。
いわゆる「閉じている」という奴でしょうか。
1999年ものの良さを考えると、もうしばらく忍耐が必要なワインなのかもしれません。 |
ラブレ・ロワ ボジョレー・ヴィラージュ(2001)
2004/02/25 小判にて
会社の仲間と仲町台でお好み焼きです。(^^)
以前(2003/12/16)ご紹介した小判という、コジャレた店にお邪魔しました。
赤ワインはこのラブレ・ロワ ボジョレー・ヴィラージュのみ。
前回とはビンテージが変わっていて2001年ものです。
お味の方は、やはりボジョレー。(^^;)
薄くてサラサラ、香りも弱いですが、全く渋みが無く飲みやすいもの。
HP:7+
食事と一緒に頂くワインとしては、申し分ないものと申せましょう。
肉味噌のもんじゃ焼きにもよく合いました。(^^) |
今夜は、家族のお誕生日会ということで、西麻布のばずれにあるちょっと素敵な和食屋さんに行く予定。(^^)
デザートで供される「○○○アイスクリーム」が絶品で、家族の中では「伝説のアイスクリーム」になっております。(笑)
でも、としのすけの心は別のところに。(^^;)
ワインは何を持ち込もうかなと・・・かんがえ中です。(ニヤニヤ)
で、結局・・・
家族の中でワインを飲むのはとしのすけほぼ一人(奥さまは舐める程度)ということもあり・・・
パヴィヨン・ルージュ・ド・シャト・マルゴー(2001)
でお茶を濁すことにしました。(^^;)
2001年マルゴー村の出来を推し量ってきます。
【追記】
ということで・・・行ってきました。(^^)
西麻布のばずれ(南青山)にあるちょっと素敵な和食屋さんというのは「さくら」という、今の季節にはぴったりのホスピタリティー溢れるお店です。
(女将のみやさん、今回も素敵なお誕生日の演出ありがとうござました)
フカヒレ・アワビといった高級食材はもちろん、塩や七味に至るまでこだわりぬかれたお皿の数々には、毎回感動させられます。
2Fにはバーもあるので、お酒も大抵のモノは揃いますし、何より超レアな日本酒や焼酎が殆ど揃っているのも圧巻。
是非食通の皆さまには行って頂きたい、自慢できるお店なのですが・・・いざ、紹介するとなると、こういう店って人に教えたくないものですね。(器が小さいとしのすけ)
ということで、HPはあるようですが、リンクはやめときます(^^;)
さて、初めにワインのコメントから。
パヴィヨン・ルージュ・ド・シャト・マルゴー(2001)
2004/02/28 さくらにて
パヴィヨン・ルージュ・ド・シャト・マルゴーは、言わずと知れたマルゴー村のシャトー・マルゴーのセカンドワインです。
そもそも早飲みしても美味しいマルゴーですが、セカンドは更に早く楽しめるように出来ているはず、不味かろうはずはないとやや期待過剰気味で開栓しました。
が・・・結果は期待以上。(^^)
軽やかな果実香とローストの効いたコーヒー様の香りが開栓直後から立ち上がり、デキャントで一層パワーを増幅します。
澄み切った深い赤黒色の液体からは、赤系・黒系の様々なベリー、上品な樽香、ややクリームを感じるヴァニラ、深いロースト、爽やかなスパイス等々、2001年という若さからは想像もしなかった様々なニュアンスが去来します。
何より凄いのは・・・イクラとカニがトッピングされた茶碗蒸しと合わせても、(苦しいながら)不快な生臭さを出現させなかったこと!
これは凄いです。
重い赤ワインでこの快挙?が可能なのは、ラフィットとマルゴーと薄いオーブリオンぐらいのものかと。
2001年のマルゴー、和食にも合わせられる貴重な1本であることが確認されました。(笑)
フィニッシュは、いわゆるマルゴーテイスト。
丸い甘みが支配する中、心地よい酸が味を引き締め、アタックが無いくせに収斂性のあるタンニンが長い間口中に留まります。
もちろん、あのスミレのような花の香りを伴って。(^^)
HP:9
文句なしです。
和食にも合わせられるエレガントで素直に美味しい逸品!
セカンドも侮れません。
最後に素晴らしかったお食事
【食前酒】
ウエルカム・シャンパン&子供達には梅と紫蘇のジュース(さっぱりして美味!)
【突き出し】
フカヒレ寿司、蛍烏賊、チーズの地鶏巻き、煮アスパラ
【刺身】
マグロ、カンパチ、鯖(生!)、ホタテ、ヒラメ(金箔まぶし!)
【蒸しもの】
イクラとカニがトッピングされた茶碗蒸し
【焼き物】
アワビのバターソテー、何だか美味しい芋、ヤングコーン、インゲン添え
【揚げ物】
海老しんじょう、白魚、なんとかニンニク、蕗の薹、タラの芽、ゼンマイ(なんか名前がついてたけど忘れ)の天麩羅
【箸休め】
長芋そうめん(絶品!)
【ご飯もの】
そぼろ、とびっこ、卵の3色丼、香の物、アサリのみそ汁
【デザート】
さくらアイス(超絶品!)
イチゴ満載のバースデーケーキ、子供達と奥さまへのお花等々・・・いつもながらの素晴らしいホスピタリティーの数々・・・本当に楽しい夜でした。
みやさん、スタッフの皆さん、ありがとうございました!
満腹だったので、帰りは徒歩で六本木駅まで。
途中ヒルズでお手洗い。
初めて入ったけど・・・デカイビルだ~。(すっかりお上りさん)(^^;) |
シャトー・ローズ・ラ・ビッシュ(1997)
2004/02/29 自宅にて
2004年初ワインだったCh.ローズ・ラ・ビッシュの再来でございます。
半年置くと言いながら・・・もう飲んじゃったのは、最近資金難の為(^^;)新しいワインの仕入れが無く、比較的デイリー向きのストックの切り崩しで日々をしのがねばならないから。(トホホ)
ワインのお味については、基本的に変わらず、
2004/01/01の日記
のコメントのとおりです。
強いて言うと、やや厩臭を強く感じるぐらい?
HP:8-
1997年にしては熟成感があり、高級なワインの印象を与えますが、感動を喚起するまでに至らないのは、昨日のパヴィヨン・ルージュ・ド・シャト・マルゴーの感動から醒めていないからでしょうか。
【追記】
翌日のローズ ラ ビッシュは厩臭が落ち着き、いい感じになっています。(^^)
HP:8 |